【ラン活でオススメしたい布製ランドセル10選】布製ランドセルのメリットデメリットも解説

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ラン活 ランリュック ランドセル

革製のランドセル一択
カラーは男の子が黒で女の子は赤

私が小学校に入学した頃は、ランドセルといったらまさにこのイメージです。

稀に異なるカラーを背負っている子がいましたが本当にごく稀で、とても珍しく見ていた記憶があります。

しかし!そんな時代は今は昔

平成中期以降に起きたランドセル市場の変化は、令和に入りさらに大きく変わっています。

学校用品メーカーのフットマークによると2022年までは小学校高学年の買い替え需要が多かった布製ランドセルですが、
2023年では入学向けに購入する人が上回ったと2023年12月の繊研新聞でコメントされていました。

市場全体での割合を見れば革製ランドセルがまだまだ多いのですが、ランドセルを扱う企業も想定以上に認知が進んでいると感じているようです。

確実にラン活の選択肢の一つとして成長をしている布製ランドセル。

この記事では布製ランドセルの「メリット・デメリット」と、現役バッグデザイナーである私がいいなと思う布製ランドセルを紹介していきます。

呼び名について

「ランリュック」という呼び名もよく知られていますが、この記事では繊研新聞などで使われていた「布製ランドセル」という呼称で統一しています。

「リュック」というカジュアルライクな呼び方よりも、あくまで「ランドセル」であるという呼び方の方が製品に対してリスペクトを感じるなと思っています。※中にはリュック寄りの製品もありますが、そこはご愛嬌。

いずれ呼称が確立し出したらこの記事も改めていきますが、今回は「布製ランドセル」という呼び方にお付き合いください。

目次

布製ランドセルのメリットとデメリット

では従来の革製ランドセルと布製のそれではどのような違いがあるのでしょうか。

革製のものと比べメリットとデメリットを簡単にまとめてみました。

メリット
デメリット
  • 低価格品が多い
  • 軽量
  • 背負いやすさ
  • 耐久性の保証が出来ていない
  • 保証期間が無い/短い
  • 高級感が無い

ざっと上げてくとこんなところでしょうか。

次にこのメリットデメリットについて説明していきます。

メリット

低価格品が多い

本革や合成皮革のランドセルと比べ、比較的低価格であることが多いです。

ランドセル協会の調査によると2022年4月の入学のランドセルの平均価格は ¥56,425 となっています。
また55%以上が¥55,000以上のランドセルを購入しているようです。

これから紹介する布製ランドセルは1番安いものでなんと¥15,000!!

「そんな安いとなんか心配。すぐ壊れちゃうんじゃない?」

そんな不安をお持ちのそこあなた!

これらの布製ランドセルは有名アウトドアメーカーや老舗カバンメーカーから生産・販売されているものもあるので品質は織り込み済み!

そのような背景を持たないブランドも中にはありますが、この記事ではちゃんと従来のランドセルに勝るとも劣らない耐久性を兼ねたものを選りすぐって紹介していきます!

中には価格ではなく品質に重点を置いているためランドセルの平均価格を上回る製品もありますが、全体的な割合で見ると価格は抑えめであるといえるでしょう。

軽量

従来の革製ランドセルに比べると本体が軽量であることが特徴として挙げられます。

素材やパーツを軽量化することで1,000g(1Kg)を切る重量で作られているものが多いです。

ただしカバンの軽さも大事ですが、それよりも大切なことは正しく背負うことの方が重要ですので、単純に「重いからダメ・軽いから良い」というわけでは無いことを知っていただきたいです。

重いものを背中に近い位置に収納し、カバンを体に密着して背負うことで体に正しく負荷がかかるようになります。
※この点はランドセルに限らずどのカバンでも一緒で、基本的にカバンはそのようにして背負うことをお勧めします。

背負いやすさ

布製ランドセルはアウトドアバッグのショルダーハーネスやバックパネルを参考に作られていることが多いです。

厳しい環境を少しでも負荷なく背負えることを日々追求しているアウトドアバッグ。

背負いやすさや機能性においてはアウトドアバッグに勝るアイテムはないと言っても言い過ぎでは無いと思っています。

生地や機能面にこだわり各社個性を出していますが、特にこの2点(ショルダーハーネスとバックパネル)は革製ランドセルと機能面での差別化を図りやすいので、特に力を入れている印象です。

デメリット

耐久性の保証がまだ出来ていない&保証期間が無い/短い

布製ランドセルを販売する多くの企業が「6年間使用できる耐久性がまだ証明出来ない」と言っています。

布製ランドセルは市場に普及してからまだ歴史が浅いため、蓄積されたデータがないためです。

ただ現段階ではクレームも少ないようですので、使用実績が今後増えていくにつれこの問題は解消されるでしょう。

6年間通して使用できたサンプル数が増えることで現実的な対応が確立してくるでしょうから、そうなると革製ランドセルと同程度の保証を付ける企業がどんどん増えてくることが予想されています。

高級感が無くチープに見える

そもそもランドセルといえば土屋鞄のような革製品の作成・製造に長けているメーカーから販売されているケースが多いもの。

そのようなメーカには蓄積された技術や熟練の職人がおり、皮革製品の扱いに優れているため、その素材を最大限に活かした高品質なランドセルを作成することが可能になります。

そんなメーカーから販売されるランドセルには確かな品質と気品があるため、日常的に使う実用品であるとともに、子供の門出を祝うメモリアルな贈り物であるという役割も備わっているのではないでしょうか。

それに比べると見た目の頑強さや品格のようなものはどうしても見劣りしてしまうでしょう。

そんな革製ランドセルには「品格」といった点では現状まず敵わないでしょうが、チープさは布製ランドセルの中でもかなり払拭出来ている製品もあります。

以下でオススメする中にも革製に劣らないデザイン性を備えたランドセルがありますのでぜひご覧になってください。
※価格を含む製品情報は2024年2月時点のものです。

オススメする布製ランドセル10選

1. ラクサック・ジュニア、ラクサック・ジュニアプラス(フットマーク)

ラクサック ラン活 布製ランドセル
引用元 : ラクサック・ジュニア、ラクサック・ジュニアプラス(フットマーク)
  • コスパ◎
  • 負荷を分散するショルダーストラップや内部のブックストラップなど軽く背負える工夫がされている
  • 成長に合わせた3サイズ展開
商品情報
ラクサックジュニア プラス 100サイズラクサックジュニア プラス 小サイズラクサックジュニア プラス 大サイズ
値段¥16,500¥16,500¥17,600
素材600デニール(ポリエステル100%)
サイズW25.5cm×H36cm×D15cmW25.5cm×H36cm×D15cmW26cm×H37cm×D15cm
重量850g850g890g
生産国中国製
保証初期不良のみ

2. ニューランド(ラナオス)

ラン活 布製ランドセル
引用元 : ニューランド(ラナオス)
  • 環境に配慮した循環型リサイクルポリエステルを使用(古着や残反が原料)
  • フラップは取り外しが可能で、通学以外にも利用可能
商品情報
ニューランドMニューランドL
値段¥39,600
素材ポリエステル
サイズW27cm×H35cm×D16cm(マチ拡張時20cm)W28.5cm×H38.5cm×D15cm(マチ拡張時19cm)
重量700g(フラップなし)930g(フラップあり)820g(フラップなし)1060g(フラップあり)
生産国
保証1年間の修理保証付き

3. エアラン(ファミリア)

ラン活 布製ランドセル
引用元 : エアラン(ファミリア)
  • 12色カラバリが魅力
  • ナイロン製ながら高機能・高品質な作り込みが高評価
商品情報
値段¥69,300
素材フラップ/人工皮革(タフガード)
本体/ナイロン
背面/ポリエステル
サイズW28cm×H36cm×D20cm
重量880g
生産国日本製
保証6年間の修理保証付き(有償)

4. わんパック(モンベル)

ラン活 布製ランドセル
引用元 : わんパック(モンベル)
  • ランドセル市場に地殻変動を起こした、本格アウトドアメーカーが作る布製ランドセル
  • 富山県立山町が子育て世代の経済的な負担緩和が目的で無償配布したことでも有名
商品情報
わんパック14わんパック15わんパック16
値段¥14,850¥16,500¥17,600
素材840デニール・ナイロン(TPUラミネート)
サイズW25m×H35cm×D16.5cmW26cm×H37cm×D16.5cmW27cm×H39cm×D16.5cm
重量930g1010g1070g
生産国
保証初期不良のみ
その他背面長33cm
身長目安:~125cm
背面長36cm
身長目安:125-140cm
背面長38cm
身長目安:140cm以上

5. 洗える超軽量ランドセル(ニトリ)

ラン活 布製ランドセル
引用元 : 洗える超軽量ランドセル(ニトリ)
  • 2023年におけるランドセル販売数トップ5入り(2023年12月22日繊研新聞より)
  • 「洗える」「超軽量」というインパクトのある2つのキャッチフレーズが印象的
    ※カバン業界にいる私からするとカバンを洗うことは製品劣化を早めてしまうのでお勧めはできませんが…
商品情報
値段¥19,990
素材コーデュラポリエステル・コーデュラナイロン
サイズW27cm×H36cm×D15cm
重量840g
生産国中国製
保証1年間の修理保証付き

6. エルゴランセル(エルゴランセル)

エルゴランセル ラン活 布製ランドセル
引用元 : エルゴランセル(エルゴランセル)
  • 布製ランドセルながら無償の6年間保証が付く点は非常に高評価
  • 本体の軽さよりも構造的に「軽く感じる」ことにこだわるという他とは違ったアプローチ
商品情報
値段¥55,000
素材本体:1000デニール コーデュラナイロン
フラップ:人工皮革(帝人コードレ、タフガードライト)
内装生地:ナイロンリップストップ
サイズW27cm×H34.5cm×D22.5cm
重量1,040g(取り外し式の腰ベルト付き:1,150g
生産国中国製
保証6年間無償の修理保証付き

7. リ・スタイル キッズ×ポーター(吉田カバン三越伊勢丹別注)

リ・スタイル キッズ×ポーター(吉田カバン)
引用元 : リ・スタイル キッズ×ポーター
  • 三越伊勢丹限定のポーターによる本気のランドセル
  • 毎年早期に売り切れる人気商品(2025.3.2より販売開始)
  • こだわりと品質は吉田カバンクオリティ
商品情報
値段¥84,700
素材本体:バリスティックナイロン
フラップ:牛革×PUコーティング
底部:
サイズW27cm×H37cm×D19cm
重量
生産国
保証

8. LUCAS BACK PACK(FREDRIK PACKERS×こどもビームス)

ラン活 布製ランドセル
引用元 : LUCAS BACK PACK(FREDRIK PACKERS×こどもビームス)
  • FREDRIK PACKERS(フレドリックパッカーズ)とこどもビームスのコラボアイテム
    ※FREDRIK PACKERSは自転車バッグを専門的に開発・販売する日本のメーカー
  • メッセンジャーバッグ作りのノウハウが生かされたタフでオシャレなランドセル
商品情報
値段¥29,700
素材900デニール ポリエステル
サイズW24cm×H31cm×D14cm
重量910g
生産国中国製
保証初期不良のみ

9. UMI(アートフィアー)

ラン活 布製ランドセル
引用元 : UMI(アートフィアー)
  • 独自開発の荷重分散ベルト「ZeRoG」により重さより軽く感じ、身体への負担を軽減
  • 環境配慮型の漁網再生材を主素材とし、海の環境保全、子どもたちへの環境問題を考えるキッカケを与えてくれる
商品情報
値段¥49,500
素材本体 : ナイロン(漁網リサイクル素材)
フラップ : 人工皮革タフガード®
サイズ(内寸)W27cm×H37cm×D16cm(マチ拡張時20cm)
重量1290g
生産国日本製
保証3年間無償の修理保証付き

10.リュッセル フライ(Rikomon)

ラン活 布製ランドセル
引用元 : Rikomon
  • 同社リュッセルシリーズの中でも「飛べるような軽さ」を目指して誕生したリュッセルの最軽量モデル
  • 随所に使いやすさにこだわったポイントが散りばめられており、かつユーザーの声をもとに毎年細かい改良を続ける
商品情報
値段¥41,800
素材本体 : ナイロン中空糸生地
フラップ : 人工皮革タフガード®
サイズ(内寸)W24cm×H35cm×D14cm
重量925g
生産国
保証6年間の修理保証付き(初回1箇所のみ無償。2回目以降の修理はすべて有償)

まとめ

今回は今後も目が離せない「布製ランドセル」の紹介でした。

個人的には職人の技術とこだわりが詰まった従来の革製ランドセルの方が好きですが、おそらく今後は市場のシェアはどんどん減っていくだろうと予想します。

それだけ布製ランドセルの勢いは凄いですし、これからも様々なメーカーが参入してくるでしょう。

ただそういった点ではバッグデザイナーとして楽しみではあります。

もしかしたら自分も関わるかもしれませんしね。
その時はこのブログでゴリゴリに推して行こうと思いますw

最後まで見ていただきありがとうございました。

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