【ハイキングバッグの決定版】現役デザイナーが選ぶ至高の逸品シリーズ 1 「Millet -Marche(マルシェ)20-」

当ページのリンクには広告が含まれています。
millet marche

この「至高の逸品シリーズ」は、ぽんずが後世に語り継いで行きたいバッグを現役バッグデザイナーである私の独断と偏見で選んで紹介するという企画です。

世の中バッグの人気ランキングや、名品の紹介をしているブログは数多くあると思います。

が!!ここではあえてそれに加え、一世を風靡したが今では見られなくなった「あの人は今」的なバッグ、個人的に好きで思い入れのあるバッグなども紹介して行きたいと考えております。

ぽんず

今は会社が倒産してしまった or 事業縮小などで見る機会が無くなってしまったバッグなども紹介してゆく予定です。
世の中から存在が消えて行ってしまわないための記録としてもこの企画は続けようと思います。



選考基準は以下の通りです。

  • 誰もが一度は見た事がある長く愛されるロングセラーバッグ。
  • 初めて見た時に衝撃を受けたバッグ。
  • 場所は限定されるが、特定の場所ではよく見るバッグ。
  • 一世を風靡したバッグ。

それでは早速紹介して行きたいと思います。

目次

「Millet -Marche(マルシェ)20-」

Marche(マルシェ)20 とはどんなバッグ?

millet marche
マルシェ NX 20 https://www.millet.jp/c/hardware/backpacks/29l/MIS0761

Marche(マルシェ)はフランスの本格老舗アウトドアブランド「Millet(ミレー)」から販売されているバックパックです。

かれこれ20年以上(?)販売され続けているロングセラー商品でして、アウトドアが好きな方なら必ず一度は見たことがあるかと思います。
ランドネが20周年アイテムだったから25年くらいかな。

・サイズ感
容量は20Lとやや小ぶりですが、高尾山のような軽登山やハイキングにはちょうどいいサイズ感で人気があります。

・デザイン
丸みのあるシェイプ2段になっているフロントポケットが特徴です。

・機能
素材は420Dナイロンを使用。
※この生地は割とアウトドアバッグではポピュラーな生地で、生地強度とコスパのバランスの良い生地です。
特段素晴らしい生地でもないですが悪い生地でも無いと言ったとこですか。

ショルダーハーネスにはクッション性と耐久性を備えた芯材を使用していて、ここは本格アウトドアメーカーとしてのこだわりを感じます。


特徴的なのはミレー製品の象徴の一つでもあるロゴ入りの「ハンドレスト」です。

これは一時的に肩や腕を休ませたい時に使用するナイスな機能でして、親指を引っ掛けて使います

そしてこのハンドレストにロゴが入っている事で、正面からでもミレーのバッグを背負っていることをアピールすることが出来てしまうのです!!この無駄の無いディテールは個人的にとても好き。

millet ハンドレスト
これが地味に便利な機能なんです。


ショルダーハーネスを繋ぐ形で付いているチェストストラップのバックルですが、これがなんとホイッスル付きなんです!

緊急時・非常時に役立つホイッスルが付いているところにアウトドアスピリッツを感じますね。

ITW社製のホイッスル付きバックル



ちなみにコレ、ブランドによって付く向きが違うのをご存じでしょうか?

下の写真の通りMILLETは下向き、TNFは上向きになっています。

上向きの方が使いやすいのに何故MILLETは下向きなのか?

某MILLET関係者から昔聞いたのですが、

ホイッスルの口は突起物なので万が一バッグが引っかかるなどして首に突き刺さってしまうのを防ぐためだとか!

あと口が上に常に向いているのでホコリや異物が入ってしまうのを防ぐためなんだとか!

ホイッスルが上か下か!縫製の間違いではありません!笑



ポケットもそこそこ充実しており、正面のポケットの他にサイドのメッシュポケット、本体内部にファスナー付きのメッシュポケットが付いています。

軽登山シーンの覇者 マルシェ

私が新人だったころ、高尾山に仕事で調査に行く機会があったのですが、とにかくミレーのマルシェユーザーが多かった記憶があります。

特徴的なデザインだったので目につきやすかったというのもありますが、それでも同じくミレーから出ている「Pralo14」と合わせてかなりのシェアを誇っていました。

そして何よりこのバッグが凄かったのはカラーバリエーション。
多い時で1シーズン9カラー展開していましたから。

特徴的なデザインとカラーバリエーションで1時代を築いたと言っても過言ではありません!多分!

一時期はこのデザインに影響を受けたバッグがたくさんあった

ここからはデザイナー的な小話になります。

このマルシェが売り場で圧倒的存在感を示していた2006年〜2010年頃、このバッグのデザインをパクリんちょした商品がよくあったのを覚えています。

あの特徴的なフォルムと二段ポケットを真似るわけですよみんな。

本家のマルシェと比較して生地も資材も低品質だし、機能もだいぶ削減されているのですがどう見てもマルシェな訳です。

特にショッピングモールのカバン売り場やスポーツ量販店ではこのデザインに影響されたそっくりさんが結構いらっしゃった気がします。(流石に登山グッズの専門店では置いてなかったですけどね。)

売れてるバッグにあやかりたく、あやかりすぎたためにほぼパクリになる。これは実はよくあることです。

いいバッグはパクられます。

でもパクられても本家は揺るがない。なぜなら絶対的なブランド力と商品力があったからです。

私もとあるお客様から「ミレーのマルシェみたいなデザインでお願いします」とデザイン依頼されたことがありました。

もちろんモロパクリしました。だって売れますからね!うへへ!

というのは冗談で(笑)、私の場合は上手く別の提案をして、その提案が受け入れられたため結果ニセマルシェを作成することは無かったです。パクってたらもう少し売れてたかなあの企画…笑

まとめ

流石にピーク時と比べると売り場で見る機会も減ってきたマルシェですが、現在もまだ販売はされています。

かつて軽登山シーンの覇権をとり、たくさんの人に背負われ、たくさんの人にデザインをパクられたバッグ、マルシェ。

デザイナー駆け出しの頃はこのバッグが眩く見え、変な話ですが「パクられるようなバッグを自分も作りたい。」と思ったのを覚えています。

最後まで見ていただきありがとうございました!



にほんブログ村 ファッションブログ バッグ・小物へ
にほんブログ村
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次